発見!
〜ハブルータと出会って〜
私は、59歳で専業主婦です。主人と娘が3人おります。今は、娘二人が別に暮らし、なかなか5人揃うことがありません。
私たちの家庭は、大変会話が多く、以前は順番を待って話さなくてはいけないほどでした。
しかし、娘二人と離れて暮らすようになってからは、オンラインのビデオ通話アプリを使って、良く会話はしていますが、寂しさはあります。
そこで、私はこれではいけないと、一念発起して2020年4月から、オンラインでの「ユダヤ式家庭教育ハブルーター」講座を受講するようにしました。
この講座では、初めに一つの題材(原稿用紙2枚ほどの文章の抜粋されたもの)と、その題材に対する7から10の質問が配信されます。事前に、その題材を読み、私なりの回答をまとめます。そして月に一回のハブルーター受講日を迎えます。ここには、先生と、5名の方々が受講していました。
ハブルータとは、一対一のペアになって、一つの同じ題材で、自分の考えを話し、相手の相手の考えを聞くということです。
最初は質問がセットできていましたが、しばらくすると、質問も自分で考えます。
ただ、それだけのことですが、なんと楽しいことでしょうか相手の方のお答えを聞いていると、私には考えもつかなかった事だったり、時には、その方の生き様まで見えてきます。この感動的な思いを、言葉では表現出来ない時もあります。しかし、ハブルーターでは、それを言葉で表現しないといけないので、必死に取り組みました。いつも、終わった後、私の心はとても喜んでいます。
それからの私は、子供や主人を捕まえては、次から次へと質問攻めです。
ある日、絵本ウサギとカメを題材とし質問を考えていました。
Q カメはどうしてウサギからの勝負を受けたの?
Q ウサギとカメって人間にしたら、何歳ぐらいで、どんな性格だと思う?
Q カメは、寝ているウサギを何故起こさなかったの?
Q 絵本の続きを書くなら、ウサギはどういう生き方をしてる?
「ウサギは、日頃から走るのが速いと自慢して天狗になっていたね。」とか、
「ウサギはカメを見て走ったから、簡単に休んだけど、カメはゴールだけを見て必死だったのでは? 最後は自分との闘いだったのよね。私も陸上部だったから分かる。」と言った具合で、話がどんどん弾んでいきます。
最近は、娘から次はいつすると催促がきます。
長女からは、子供ができたら、こうやってたくさん語りかけたいと言ってくれるようになりました。
これを通して、また、家族の会話がたくさん持てるようになりました。
そして、子供達は、自分の生きてきた中で、経験したこと、学んだこと、気づいたことをちゃんと言葉で語ってくれています。
正直、驚くようなしっかりした回答もあり、今まで、子供扱いしていたのは、私だったと思い知らされました。
今、私は、ハブルーターと出会い、日々多くの気づきを感じています。
寂しいと言う時間が無くなりました。
却って生きがいができ、ワクワクしながら過ごしています。