男らしい回答が返ってきました

2022年11月から、タルムード研究会と銘打って、
タルムードという難解なストーリを研究する集まりをZOOMで実施しています。
研究と言ってもまずは、読み込むところから、
参加者ペアでいろんな思いを出しあい、共有して、
いつも「なんだか、モヤモヤする~」感覚を味わいながら、続けています。

ペアで多様な質問を出し合い、対話する事を、「ハブルータする」といいますが、
ここでは、たった2つだけのザクっとした問いかけに挑んでいます。

例えば、
「七匹の太った牛と七匹のやせた牛」
YOUTUBEの動画をみて、感想を語りあう。

この動画の終わりに
〇 あなたがファラオだったら、牢屋にいた人の言葉を信じますか?
〇 あなたは、何かの為に備えていますか?

その2つの質問にそれぞれを考え意見を持ち寄る。
ペアになり、交代に感想を声にして、時間を共有していきます。

ここでは、第3回目終了後
参加者Kさんから頂いたご家庭でのエピソードをご紹介します。

今日はありがとうございました。
先ほど主人と今日の話をシェアしたら、
「牢獄の人がどんな経緯で投獄されたのか、
その人がどんな考えを持っているのか。
それをちゃんと聞いてから、
『信じるか・信じないか』を判断するナ。」と
男性らしい回答がきました。
楽しい時間をありがとうございました。また次回よろしくお願いします。

Kさん!
ご主人との貴重な会話をご紹介いただき、ありがとうございました。
<男らしい回答> というフレーズに ハッとして、私は痺れました。

確かに!
実社会で多くの交渉をしながら動いているからこそのご主人・男性の回答、と感じました。

今は、女性も働くし、家庭に子育てにと多方面で動いているのですが、
特に私の世代(想像にお任せします)では、
母性役割として、
「〇〇するべき」「~~であるべき」と、
子どもに あるべき姿や理想を言葉にして示すことに、偏りがちかもしれないと感じました。

父性役割として
「〇〇かもしれない・・」と、予測・予想し、用心して分析し、見極め・判断する力は、
冷静な判断が欠かせない状況である実社会で働くには、当然であるし、
人が生きていくために重要で実践的な要素に違いないのだとも感じました。

ふたりで補い合うからこその「夫婦」ですのもね♪

「牢屋にいた人の言葉を信じますか?」
さて、あなたなら、どう回答しますか?

タルムード研究会では、
ユダヤの3500年の歴史で語り継がれてきたタルムードを
これから、ゆっくりじっくり噛みしめていきます。
いつか、ユダヤの歴史や文化を理解するところに近づけたらと願っています。

ハブルータの手順をしっかり学びたい方は、
ぜひ初級講座をおすすめします。

初級(講座説明及び受講生の声)

“ハブルータって何?” “ハブルータに関心があるので学んでみたい” “どんなテキストで、どうやって始めるの?”という全くの初心者の方へおススメの講座です。 初級講座の目…

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