絵本プロジェクト『こうだったらいいな!』シリーズ10作配信できました Vol,3

ナレーション担当からのエピソード【りんこ】さん

「コスタリカ在住のりんこです。2022年、年明けとともに70歳になりました。コーラスはしたことがありますが朗読は初めてです。

世の中で、ナレーターや, 声優として活躍している方々の朗読を聞くようにしました。

一人の人が子供になったり男性(あるいは女性)になったり, 若者になったり老人になったり•••, こんなに多様で複雑な発声や言い回しが出来るなんて, 人間ってなんて無限で素晴らしいタレント性を持っているんだろう!と思いました。

私も頑張ってみよう!と70の手習いを始めたわけです。いつの間にか10作品になっていました。

朗読は、我が家の一室で車が少なくなった夜に、息子とコスタリカ人の友人の助けを借りてやりました。本番は練習の時のようにはいきません。ピーポーピーポーと救急車の音、バイクの爆音、猫の甘え声•••と, その度に撮り直しをしました。

今思うと, 一番ドキドキワクワクしたのは, 効果音だったように思います。

例えば「街のネズミと田舎のネズミ」で猫や犬が登場しますが、その場面にぴったりの動物の声を見つけるのは結構大変でした。モノマネ好きの息子に「鳴いてみてくれない」と頼んだりしました。

「北風と太陽」では木枯らしらしい風の音, 第10話の「青い鳥」では丘の上をすがすがしくふく風の音が必要でした。作品から受けたイメージをアンテナにして忍耐強く探すしかありません。

探しながら, この世界は膨大な種類の効果音と, それに刺激される膨大な種類の情感に溢れているんだと気付き, その時は感無量でした。

70過ぎて生まれて初めての体験をさせて頂けたなんて, 感謝にたえません。10作のお話を作って下さった方にも感謝です。有難うございました。

英語翻訳担当からのエピソード【Kei & Arno】

私の夫はドイツ人ですが、修士をアメリカで取得していますので絵本の翻訳であれば問題ないだろうと思い簡単に引き受けました。

私は夫に頼んで、これは夫の仕事と任せっきりにしました。
夫は夫で絵本と侮って後回しにし、なかなか取り組んでくれませんでした。

やっと作業を終えて提出しようと思いましたが、ふと夫の友達のイギリス人のことを思い出しました。
夫がいつも文章力の高さを称賛している人です。

念の為文章が良い状態であるか確認してもらおうと思い、連絡を取りました。
快く引き受けてはくれましたが、彼もまた、仕事に追われていて、やはりなかなか返事が返ってきません。

やっと返ってきたと思い、私は、確認もせずに急いで提出しました。
そうしたらなんと、一番大切な落ちの部分が欠けていました。
私の侮りが夫に伝播した結果だと反省しました。その後も何度もミスを重ねましたが、

チームの皆さんのナイスフォローで今日まで来れました。たくさんの方に見て頂いて活用して頂ければと思っています。

ストーリー担当者からのエピソード【YN】

お声がけ頂いて、絵本プロジェクトのお手伝いをさせて頂きましたが、本当に、とても楽しく、やりがいのある作業でした。

「こうだったらいいな!」シリーズの作成は、既に存在する童話などの、作者や、登場キャラクターの心の世界を深く読み取る事から始まりますが、作品にさせて頂いたどの物語も、子供の頃には気づきませんでした。

しかし、今は、作り手の深い思いに気づくことができ、その新たな発見が、自分を成長させてくれたと思います。

また、読み取った後に、ストレートな愛の心をこめて、作り替えていく過程は、とても楽しく、希望的を感じ、もし、これが、語り継がれていかれたら、それは、世界への平和活動の一環になっているのではないかと喜びが湧きなした。

どうもありがとうございました。

編集担当【サクライアン】さん

福岡県在住の21歳女性。
とてもセンスの良い方で、動画編集以外にもロゴや壁紙のデザインなど、多方面にわたって助けてもらっています。
彼女の色彩感覚と絶妙なバランス感覚が素晴らしいと思っていて、今後の活躍が楽しみです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です